大会長挨拶
第8回 日本臨床薬理学会 北海道・東北地方会
大会長 高畑 武功
(弘前大学大学院医学研究科 むつ下北地域医療学講座 准教授)
この度は第8回日本臨床薬理学会北海道・東北地方会へご参加くださり誠にありがとうございます。今年度は例年より早い時期での開催ではありますが、雪が解け、桜が咲き、新緑の芽吹くまさに一年を通してもっとも自然がエネルギーに満ちたこの時期に皆様を青森県弘前市にお迎えすることができることをとてもうれしく思います。
昨年度に引き続き、今年度も対面での開催とさせていただくこととなりました。やはりWEBと異なり対面での学会は議論にも熱が入り、その場の雰囲気を実感できる充実感があると思います。本学会会員の少ない中、実行委員長の新岡丈典先生の多大なるお力添えにより、非常に濃い内容のプログラムを作り上げることができました。
今回の地方会のテーマである「トランスレーショナルメディシンの未来」についてですが、シンポジウムでは治験を中心としたテーマを取り上げる予定であり、CRC、SMOなど専門分野で活躍される皆様の知見を結集し活発な議論を展開することで、この北海道東北地区での新規薬剤の臨床応用を推進し、将来の新薬の開発に貢献したいと考えております。
特別講演には本学神経精神医学講座およびかつて本学に存在し私も所属していた臨床薬理学講座のご出身で現在獨協医科大学精神神経医学講座教授在任中の古郡規雄先生にお願いしました。その他魅力あるプログラムを鋭意作成中です。
会の終わりにはささやかではありますが、青森を感じていただけるような懇親会を準備させていただきました。交通の不便な場所ではありますが、お時間の許す限り参加者の皆様の親交を深めていただければ幸いです。
スタッフ一同実りある会になるように精一杯準備を進めて参ります。春には小さなリンゴの花が咲き、秋には大きな実をつけるように、今回の地方会が将来臨床薬理学の大きな実りのきっかけになれば幸いです。